ライニング工法の費用目安とは?
2022/03/28
ビルやマンション、工場のオーナー様のなかには、配管のメンテナンスにお悩みの方もいらっしゃると思います。
劣化した配管は、新しいものに取り換えるのが一番ですが、コスト面・施工期間面から躊躇してしまうこともしばしば。
こういったときは、ライニング工法をご検討ください。
今回は、ライニング工法とその費用目安について、お伝えします。
ライニング工法とは
ライニング工法は、劣化した配管等を内側からコーティングする工法です。
配管が腐蝕したり破損したりした場合、新しいものに交換することを一番に考えると思います。
しかし、配管の取り換えにはコストがかかりますし、長時間使用できないなどのデメリットもあります。
こういったときの選択肢が、ライニング工法です。
専用の薬液を配管内に流すと、配管内の壁に新しい膜をつくり、内部が新品のようになります。
ライニング工法の費用目安
ライニング工法の費用目安は、施設の規模や配管の長さによっても異なります。
今回はマンションを例に、費用目安をご紹介します。
給水管のライニング費用の目安は、以下の通りです。
専有部も合わせると、この金額の2倍近くになります。 ・20戸のマンション…約300万円
・30戸のマンション…約450万円
・40戸のマンション…約600万円 【排水管のライニング費用(1~7階の共用部)】
排水管のライニング費用は、高層階になるほど費用がかかります。 ・20戸のマンション…約700万円
・30戸のマンション…約1050万円
・40戸のマンション…約1400万円
まとめ
ライニング工法の費用は、マンションの場合、住戸数で上下します。
また給水管の場合、施工部分が共用部のみなのか、専有部も含めるのかによって、2倍近く費用が変わります。
排水管のライニング費用は、高層階になるほど高額になります。
しかし配管取り換え工事よりも費用は抑えられる場合がほとんどなので、配管に致命的な欠陥が出る前にメンテナンスを行いましょう。