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防食剤はどんな成分でできているの?

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防食剤はどんな成分でできているの?

防食剤はどんな成分でできているの?

2022/07/15

腐食を防ぐために使われる防食剤は、どんな成分からできているのでしょうか。
今回は、防食剤の成分について見ていきましょう。

防食剤の種類と成分は主に3つ

防食剤は、その働き方の違いから主に3つの種類があり、それぞれで成分が異なります。

酸化皮膜型防食剤

「不動態化剤」とも呼ばれる防食剤で、金属の表面に酸化被膜を生じさせる「不動態化」という状態を促進することによって、腐食を防止する仕組みです。
主な成分として、亜硝酸塩やモリブデン酸塩、クロム酸塩などが使われます。
金属の表面を酸化させることにより、防蝕作用を持つ被膜を構成するのが特徴です。

沈殿皮膜型防食剤

こちらは、金属の表面に防蝕作用を持つ層を形成することで、腐食を防ぐ防食剤です。
防食剤が金属そのものを覆い、腐食を防ぎます。
また、防食剤と環境の中に含まれる成分とが結合して被膜を作り、これが金属の表面を覆って防食剤の役目を果たすこともあるのが特徴です。

被膜の厚さは、成分によって薄いものと厚いものに分かれます。
厚い被膜を作る成分は、重合リンに正リン酸塩、そしてホスホン酸と塩亜鉛塩です。
一方、薄い被膜を作るには、トリアゾール系化合物が使われます。

吸着皮膜型防食剤

防蝕を施したいものの表層に付着することにより、分子の膜を作るタイプの防食剤です。
水をはじく性能に優れているため、防水に適しています。
主な成分は、有機アミンや界面活性剤です。

まとめ

腐食を防ぐ目的で使われる防食剤には3つの種類があり、それぞれで異なる成分が使われていることがわかりました。
成分の違いによって、作用も異なるというわけですね。
弊社は東京を拠点に、建物の劣化を防ぐための防蝕工事を手掛けております。
さまざまな現場に対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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