コンクリート構造物への防蝕工事の流れとは?
2022/11/01
建物を腐蝕から守る防蝕工事は、どのような流れで行われるのでしょうか。
今回はコンクリート構造物を例に、防蝕工事の流れについて見ていきましょう。
コンクリート構造物への防蝕工事の一連の流れ
コンクリート構造物に防蝕工事を行うには、一連の流れがあります。
調査と診断
防蝕工事を行うコンクリート構造物に対し、状態を調べるために実施するのが調査と診断です。
主に表面の強度と、コンクリートの深さを測ります。
劣化部分の除去
建造物が劣化している場合は、劣化部分を除去せねばなりません。
除去作業には超高圧水発生装置と呼ばれる特殊な機器を用いて、建物の内外の劣化部分を徹底的に取り除きます。
修復
劣化部分を取り除いたら、次は修復作業です。
コンクリートの建造物には鉄筋が入っていることが多いため、コンクリートの割れを補修するとともに鉄筋の補強を行います。
その後、断面がきれいになるように「断面修復」と呼ばれる作業をして、修復作業は終了です。
防蝕作業
ここまでの流れをへて、ようやく防蝕のための作業に取り掛かれます。
コンクリート構造物においてはエポキシ樹脂の塗布や、ビニルエステルを用いたシートライニング工法が多いでしょう。
コンクリートの劣化の原因が何かを突き止め、最適な工法によって防蝕工事が進められます。
最終的に防蝕作業が終われば、防蝕工事は完成です。
まとめ
防蝕工事の流れを、コンクリート構造物を例に見てきました。
対象物によって工事の流れに多少の違いはあるものの、調査から修復をへて防蝕作業という流れは、ほぼ同じと考えていいのではないでしょうか。
東京を拠点に防蝕工事を手掛ける弊社は、さまざまなご要望にお応えいたします。
どうぞお気軽にお問い合わせください。