腐食と錆の違いとは
2022/06/15
「腐食」と「錆」には、どのような特徴と違いがあるのでしょうか。
腐食と錆は、見た目が同じで分かりにくいと思いますが少し違いがあります。
ここでは、腐食と錆の違いについてお話しします。
腐食とは?
大気中の酸素や水、化学物質などにより化学的、電化学的または他の反応による物質が劣化する状態のことです。
大気中の空気にさらされることで、表面に化学物質が広がることで起きます。
金属の内部に小さな傷や金属の表面に傷まはた粗さなどがあると、そこに水や酸などが侵入して腐食が始まるのです。
錆とは?
金属の表面に、酸素や水などが酸化や還元などの反応を起こして腐食していくのです。
空気や湿気にさらされることで、鉄の表面に発生させる赤やオレンジのコーティングのことを指します。
鉄だけでなく、銅やアルミ、ステンレスなどさまざまな金属に発生します。
錆には、赤錆、黒錆、青錆、白錆など種類がたくさんあります。
腐食と錆の違いとは?
腐食は「現象」のことであり、化学物質より起こる酸化反応現象のことを指します。
錆は「物質」のことであり、金属表面に生じた酸化物のことを指します。
つまり、腐食という現象により作られるのが錆となるのです。
まとめ
腐食は木材や金属などに発生しますが、錆は鉄や銅などの金属のみに発生します。
金属が、大気中の酸素や水などにさらされたことで、腐食が発生して錆がおきるのです。
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