「コンクリート防蝕工事」工法の種類
2022/03/13
コンクリートを腐食から守るためには、防水・防食処理が欠かせません。
コンクリートの使用は建物や地下の建造物など多岐に渡るため、腐食や劣化の原因に合わせて様々な施工方法があるんです。
今回は、コンクリートの防蝕工事の工法についてまとめてみました。
「コンクリート防蝕工事」工法の種類
ライニング工法
コンクリートの表面に、防水効果のある塗料や薬品を添付することで、腐食や劣化を防ぐ施工方法です。
繊維強化プラスチックを使用したFRPライニング工法、塩化ビニールを使用したPVCライニング工法など添付する素材によっていくつか種類があります。
工場排水などの下水構造には、薬品や油分に強い塩化ビニールが使用されます。
耐硫酸性モルタル防蝕工法
地下の建造物では特に、汚泥の中で硫化水素が生成され、硫酸とコンクリートの成分が反応することによってコンクリートが劣化してしまいます。
その対策として耐硫酸性に優れたモルタルを使用し、表面を覆うことで硫酸からコンクリートを守ります。
光硬化型工法
半硬化状のシートをコンクリートに張り付け、光照射を行って硬化させることで表面を覆い防水・防腐を行います。
施工や養生に掛かる費用が少ないため、改装工事に向いています。
まとめ
コンクリートの防蝕工事には、ライニング工法や、モルタル防蝕工法など様々な施工方法があります。
株式会社ワン・プロテックスでは、防水や防蝕工事を通じて建物とそこに暮らす人々の安全な生活を守り、地域・社会の活性化にも貢献したいと考えております。